ここ数年でウーバーイーツなどを初めとするフードデリバリーサービスが流行っていますね。
皆さんはフードデリバリーサービスのフードパンダをご存じでしょうか?
近年新型コロナウイルスの影響もあり、様々なフードデリバリーサービスが展開していました。
フードパンダはその中でも、人気でいうと上位にあたるサービスだったのではないでしょうか。
そんなフードパンダですが、つい最近日本から撤退してしまいました。
なぜ、勢いがあったのにも関わらず日本から撤退してしまったのでしょうか。
また、『フードパンダ』はどこの国の会社なのでしょうか。
今回はフードパンダの撤退理由も含めて色々調べてまとめてみました。
『フードパンダ』はどこの国の会社?
フードパンダはドイツの会社です。
ドイツに本社があるDelivery Heroという会社が運営をしています。
日本にもDelivery Hero Japan株式会社という日本法人を展開しています。
配達エリアはドイツと日本だけでなく、アジアやヨーロッパを中心とする様々な国に及びます。
『フードパンダ』の会社概要はある?
フードパンダには会社概要が存在します。
⇒https://www.foodpanda.co.jp/contents/company-information
※時間経過とともにサイトが閉鎖されている可能性があります。リンク切れとなっている可能性もある点ご容赦ください。
『フードパンダ』の公式HPはある?
フードパンダには公式HPも存在します。
⇒https://www.foodpanda.co.jp/
『フードパンダ』が日本を撤退した理由とは?
多くの人がフードパンダについて気になっている点は、なぜ日本から撤退したのか?
という点でしょう。
サービスが行われていたときは次々と配達エリアの拡大も行っていましたし、これからどんどん勢いを増していくのだろうと誰もが思っていた中での撤退でした。
フードパンダは日本撤退の理由を
①日本での競合の激化
②配達員不足
③他社の参入
であると述べています。
フードパンダ公式はこのように述べていますが、他にもいろいろな理由があったのではないかと思います。
私が個人的に思ったのはまず加盟店の少なさです。
町を歩いていてウーバーイーツのステッカーを貼っているお店はたくさんありますが、それに比べてフードパンダの加盟店は少なかったように感じます。
そしてあのピンクのバッグを背負った配達員さんもなかなか見かけませんでした。
配達員も加盟店も少ないということは注文が満足に行えないということであり、利用者の満足度が下がりますよね。
そして配達員をあまり大切に扱っていなかったという評判も目立っていました。
料理受け取り時の調理待ちの時間がフードパンダは他のデリバリーサービスに比べて長かったようです。
調理待ちの時間が長いという声はちらほらライダーの方から上がっていたようですが、それを真摯に受け止めず放置してしまったことも配達員不足につながったのかもしれません。
結局のところ、利用者と配達員の満足度が低かったから撤退せざるを得なかったという可能性が考えられます。
『フードパンダ』は赤字だった?
フードパンダは撤退しないといけないほど赤字だったのでしょうか。
調べてみましたがフードパンダが赤字であったという確かな情報はありませんでした。
ですが、フードパンダは日本での事業のほかにドイツでも事業を行っていました。
そのドイツでの事業も縮小されていることから、経営状態が厳しかったのではないかと予想できます。
そもそも『フードパンダ』ってなに?
そもそもフードパンダと名前を聞いただけでは、フードパンダがどういったものなのかわからないという人も多いと思います。
フードパンダとは、アプリで飲食店から出前を注文できるサービスのことです。
ピンク色の服とピンク色のバッグを身に着けた配達員さんが特徴的です。
従来は出前を行っているお店の料理以外は、お店に行かないと食べることができませんでしたが、フードパンダなどのフードデリバリーサービスでは普段出前を行っていないお店でも、加盟店であればそのお店の料理をご自宅や職場など好きな場所に届けてもらえるサービスです。
フードパンダの配達員さんは料理を作っているお店の従業員さんではなく、フードパンダから業務委託をされている配達員さんです。
フードパンダの配達員には簡単な登録を行うことでなることができました。
そして、配達件数に応じて報酬がもらえるという制度でした。
『フードパンダ』に似た配達業者には何がある?
フードパンダは日本から撤退してしまいましたがフードパンダ以外にもデリバリーサービスは多く存在します。
出前館は新型コロナウイルスの感染拡大のかなり前からサービスを展開していた老舗です。
決算では広告にたくさん費用を使っていることもあり赤字が発表されていましたが、配達数は日本のデリバリーサービスの中では1位です。
配達報酬単価も現在日本一です。
今、最も勢いのあるフードデリバリーサービスといっても過言ではないです。
出前館に並ぶ王者ウーバーイーツは47全都道府県でサービスを展開しています。
個人的に悪いうわさも良い噂も一番耳にするのがウーバーイーツだと思います。
配達員のマナーの悪さが多くメディアで報道される時期もありましたが、フードデリバリーサービスといえばウーバーイーツというほど知名度はかなり高いのではないでしょうか。
24時間営業や徒歩配達が導入されるなどまだまだウーバーイーツは話題されるポテンシャルを秘めています。
フィンランド発祥のWoltもこれら二つに遅れて日本に参入しました。
Woltはとにかく評判が良いです。
配達員の満足度も、利用者の満足度も高いです。
フィンランド特有のおもてなし精神の賜物ですね。
資金力もあり出前館のように広告などに膨大なお金を使っていないことから安定感もあります。
まだまだ利用者と配達員数が少ないですが、これからどんどん勢いを増していくことが予想できます。
『フードパンダ』はどこの国の会社?『フードパンダ』が日本撤退した理由とは?まとめ
今回はフードデリバリーサービスのフードパンダについて調べてまとめました。
『フードパンダ』はどこの国の会社なのか気になっていましたがドイツの会社でした(『パンダ』なので中国かと思ってました)。
最近たくさん見かけるフードデリバリーサービスですが、フードパンダのように撤退を余儀なくされたり新規参入による業界内での競争など、厳しい世界であることがわかりました。
今は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でフードデリバリーサービスの便利さが話題ですが、感染拡大が収まったあとでも、フードデリバリーサービスは、忙しい方や自分らしく働きたい方にとってかかせないサービスであり続けると思います。
フードデリバリーサービスはまだまだ流行し始めたばかりのサービスなので状況が目まぐるしく変化しています。
今後の動向にも注目していきたいですね。