小さいころ、タコライスにはタコが入っているものだとばかり思っていました(笑
ですが、全然違ったんですね。
今回は、そんなタコライスはどこの国の料理なのか。
また、タコライスの歴史や評判のお店をレビューします♪
『タコライス』はどこの国の料理?ルーツ・歴史は?
タコライスとは温かいご飯の上に、レタス、トマト、チーズ、味がついたひき肉を乗せた丼のような料理です。
アメリカでよく知られているタコスの具をご飯の上に乗せたイメージです。
ひき肉はタコスミートのように、スパイシーな味付けになっています。
「ライス」の上に「タコス」の具が載っているので、タコライスとなりました。
カタカナの料理名ですが、ルーツは沖縄にあります。
第二次世界大戦が終わり、沖縄がアメリカの統治下にあった時代にさまざまなアメリカの食文化が沖縄に広まりました。
その1つにタコスがあったんです。
1984年に金武町のキャンプハンセンのゲートのすぐそばにある飲食店(地元ではパーラーと言われています)のオーナーがタコライスを考案したと言われています。
安い、美味しい、量が多いの三拍子がそろったタコライスはアメリカ兵にも県民にも親しまれ、沖縄全体に広がるようになりました。
まさに沖縄とアメリカの文化の融合!チャンプルー(混ざり合うという意味)の発想がタコライスを生み出したと言えるでしょう。
『タコライス』の疑問
今は大きなスーパーにTacoと書かれたシーズニング(スパイス)が売っていたりするので、タコ=スパイスという認識が広まっていると思います。
もともとはメキシコではTacoは軽食という意味をもっていたそうです。
手軽に食べれるもの、小腹が空いた時に食べるものという料理として、トウモロコシからつくったトルティーヤという餃子の皮のようなもので、野菜やお肉を包んだところからタコスが生まれたと言われています。
そのタコスがアメリカ、沖縄へと伝わり、タコライスが生まれました。タコライスもTaco(軽食)として中学校や高校の近くのパーラーでとっても安く(100円など)で売っていたりもします。
作りやすい、安い、冷めても美味しい、スプーンでがつがつ食べれるということで、食べ盛りの中高生にも大人気です。
『タコライス』なのにタコが入ってないって本当?
タコライスと聞くと、ご飯の上に8本足の蛸(たこ)がのっている蛸丼をイメージする方も多いのではないでしょうか。
実は、私もそうでした。米軍基地の施設でボウリングを楽しんでいた時に、友人から「タコライス食べるかい?」と聞かれて、まさにオクトパスを想像していたんです。
「米軍基地なのに、和風な蛸丼がでるなんて珍しいな」と思いながら待っていたら、サラダのようなものが来ました。
これがタコライスだったんです。
ご飯が見えなくて最初はサラダボウルかと本気で思いました(笑)
沖縄で生まれたタコライスが今度は逆に米軍基地の飲食店のメニューにもなっていたんですね。
ご飯と生レタスと生トマトの組み合わせはあまり食べないので、最初の一口には勇気が必要でした。
しかし、チーズとスパイシーなひき肉(タコミート)がすごくいい役割を果たしてくれてがつがつ食べることができたんです。
このスパイシーな香りがタコライスのポイントだと感じました。
『タコライス』と『タコス』の違いは何?
タコライスもタコスも沖縄県民には非常に親しまれている料理です。
レタス、トマト、チーズ、ひき肉をご飯の上に乗せるのか、トルティーヤで包むのかその違いになっています。
沖縄の飲食店では2種類のタコスを出してくれるところが多いです。
メキシコ風のやわらかいトルティーヤのタコスと、アメリカ風のパリッパリに揚げられたトルティーヤのタコスです。
『タコライス』基本レシピってどんなレシピ?
金武町で生まれたタコライスは、ご飯、タコミート、チーズ、レタス、トマトの順番に乗っています。
そこにタバスコやチリソースなどを加えてお好みの辛さ、塩加減に調整して食べるというのが、元祖の食べ方です。
沖縄のいい意味の適当な文化(てーげーぐわぁ)が反映されていて、ご飯も野菜もお肉もチーズも分量は「好きなだけ」です(笑)
お好みの量で楽しむことができます。
ただ、経験上トマトをいれすぎるとべちゃべちゃになるので、2〜3切れが個人的なオススメです。
レタスも水をよく切っておきましょう。
コツは、アツアツのご飯の上になるべくはやくタコミートとチーズを乗せることです。
そうすることで、チーズがいい感じに溶けて、タコミートと馴染んでぐれますよ。
さらに、アボカド、温泉卵、トルティーヤチップを乗せたりなどさまざまなアレンジも紹介されています。
タコライス専門店『KING CAFÉ』の評判は?
では、タコライスは沖縄でしか食べれないのかというと、そんなことはありません。
東京池袋にあるタコライス専門店『KING CAFÉ』は連日テイクアウトのお客さんで賑わっています。
ミニサイズだと450円からあり、リーズナブルでボリューミーなアレンジタコライスが人気でリピーターも多いようです。
最後まで飽きない、ジャンキーで食がすすむ、冷たいままでも美味しいという内容のレビューがありました。
池袋、吉祥寺、仙川、銀座、神田と九州の熊本にあるようなので、ぜひお近くの方はアレンジタコライスを楽しんでみてくださいね。
『4649.タコライス』
こちらは西新宿にあるタコライス専門店です。ご飯の量や、トッピングがお好みで選べるので、まさに、味の可能性は無限大となっています。
合挽き肉の味付けが本場に近くとても美味しいという評判です。
とても良い立地ですが、安い、早い、美味しいを実現しているお店です。店内で食べることもできますし、持ち帰りもできるようです。
新宿でコスパランチを探しているなら、ぜひ、4649でタコライスを食べてみてはいかがでしょうか。
『タコライス』はどこの国の料理?『タコライス』の歴史や『タコライス』の評判のお店をレビュー♪まとめ
タコライスのルーツが沖縄にあるとは驚きでした。
また、東京近辺にも評判のタコライス屋さんがあるので、良かったら一度行ってみて下さい♪
このような市販のタコライスも販売しています。